一人じゃとても歩けない世界のうえで
どうも、おはようございます。
自力でこの世に生を受け、自力で育ち、
自力で医者になり、自力で今も生きている
天涯孤独のマザーファッカー・漢です。
人間関係って難しい
一番ベースに来るものは
「自分と自分の関係」
自分の中にいる自分とどう向き合うか
これがまず一番の障壁
自分の中にある欲望、そしてその対壁をなす現実
その間でみんなもがく
自分と自分の関係を制して、初めて他人と関わることができると思っている。
かくいう漢は
自分の欲望を抑えたくない
「言いたいことを言いたい時に言う」
「食べたいものを食べたい時に食べる」
「欲しいものを欲しい時に買う」
そうやって生きてきた
だから、おれは他人と関わらない
親友？といえるか、友人は二人いる
そいつらも漢か、漢より変わってる
もちろん桃園の誓いなんかしてない
数年に一回しか会わない
これが友人
だから、漢は家族、職場の人以外と会うことはまずない
5年に一度くらいか、もっとかもしれない
なんでか
友達と会ったたら
やりたいことやりたい時にできない
ていうか、そもそも「友達と会うこと」が「最もやりたくないこと」
だから絶対やらない
それに比べて、漢の嫁は
友達からも職場の人からも慕われるいわば”party people”だ
だいたいFラン大学卒業の人ってそうだよね
そうじゃなきゃ社会で生きていけないのか
パーチーばっかしてたからFランしか行けなかったのか
わからないけど
漢とは双璧をなす「八方美人」
そんな二人が一緒になったもんだから
もちろん考え方は「水と油」
そんな二人がやって行く上でいつも話になるのは
嫁「結婚したんだから、私もあなたの考え方を尊重するし近づけるように努力する。だからあなたも少しずつ私に歩み寄ってよ」
漢「なんでだよ、おれはおれの生き方で生きる。貴様に合わせるくらいなら一人で生きる。おれは絶対に自分の生き方を曲げない」
嫁「もう結婚した以上、一人で生きるって選択肢はないんだよ。一緒に生きなきゃいけない以上、お互い歩み寄るしかない」
漢「嫌だ。おれはおれ。その生き様についてこれないなら離婚していなくなればいい。おれは止めないし、追いかけもしない」
だいたいね、いつもこの喧嘩
そんで嫁が泣き疲れ果てて
ベッドに倒れこんで
漢もこれ以上いじめてもつまんないからやめる
次の日にはだいたい「昨日はお互い言いすぎた」で終焉
だから、根本的なところを全く解決してない
「歩み寄るのか、寄らないのか」
「おれの生き方についてくるのか」
でも思う
こんなこと
どっちかが折れなきゃ解決できないことだし
そもそも漢は絶対曲げないから
最後まで突き詰めたら
嫁が家を出て離婚
漢は自分を曲げるくらいなら
それでも全然いいけど
漢も自分を曲げないように
でも離婚にならないように
ちょうどいいさじ加減でお互いいいたいこと言ってる
だから喧嘩しても決定的にならない
あとは、漢は世の男のように
嫁が家を出て、実家に帰っても絶対迎えに行かない
てか、二度とうちには入れない
次の日、速攻離婚する
それを嫁もわかってるから
過激な行動をしない
ということを、漢もわかってるから
そこまでの思いをさせない
こんなくだらない喧嘩の中に、これだけの思惑がひしめき合う
人間関係って実に面白い
友達は会わなければ関係性が出ることもないし
職場の人は所詮職場だから何言われても、何されても気にならないし
実際、人間関係の本当のところって一緒に住む結婚相手だよね
優しくしたら調子乗るし
きつくしたら機嫌悪くなるし
女って難しい生き物だ
